人気ブログランキング | 話題のタグを見る
フチグロトゲエダシャク 交尾 2019


運良くフチグロトゲエダシャク ( Nyssiodes lefuarius ) のメスを見つけので、コーリングからの交尾を観察。
しかし、交尾は1分ほどで解けてしまった。
今までの観察では、交尾時間は4-5分。長くても7-8分であった。
至近での撮影の影響で交尾を解いたと思われる。
このメスは直ぐにコーリングを再開し、オスが近くまで飛んできたのだが、短時間でコーリングをやめてしまい、交尾はしなかった。
その後、足早に移動して、枯れ草の茎の割れ目から産卵管を入れ、中の空洞に産卵を始めた。
こうなると、産卵が一段落するまでは、動かない。

産卵待ち中、近くで別のメスを見つけた。
今度は、ビデオカメラ据え置きで、撮影等の刺激を与えずに様子をみた。
交尾時間は長く、27分37秒だった。

交尾1分のメスは、現地で卵数の1/3くらい?産卵した。
おそらく2度めの交尾をするはずであるが、都合により、このメス2匹を捕獲して持ち帰りった。
その後、交尾27分メスは、全数産卵。
交尾1分メスは、後日、再コーリング後、二度目の交尾をした。


撮影:2019年3月上旬 東京都




by uranii | 2019-03-25 19:08 | チョウ・蛾
<< オオアヤシャク 幼虫 サカグチトリノフンダマシ >>