畦を歩いていた時、田の水面を黒いモノがスーっと滑るように向かってきた。
アケボノクモバチが獲物を運んでいる!
初めて見るシーンであるが、瞬間的に理解した。
ハチを探そうと、接岸した辺りを覗きこんだ。
草が張り出していて良く見えない。
さらに覗きこんだ時、片足を田に落としてしまった。
水面の波立ちが収まると、動きを失ったハシリグモが水面に浮いていた。
ハチは獲物を放して、逃げたようだ。
しばらく待つと黒いハチが姿を現し、身繕いをした後、水面上を低く飛び回ってクモを見つけ跨がった。
機敏な動きでクモの脚をアゴでくわえ、羽ばたいて水面を運んでいった。
撮影:2015年8月下旬 11:20 東京都西部